ストレスが引き金。「突発的退社」に潜むリスクとは？

会社勤めの人なら、誰でも一度くらい「会社を辞めたい」と思うことがある（あった）のではないでしょうか。

退社をすれば、抱えている日々のストレスから一時的には解放されます。しかし、会社を辞めた後のことを考えずに「突発的な退社」してしまうと、金銭面から生活に支障が生じます。また転職にはマイナスに働いてしまうこともあるのです。

よほど待遇の悪い企業での勤務なら別ですが、「昇給が期待できない」「残業が多い」「上司や同僚と上手くいかない」といったきっかけでいきなり退社をすると、後悔することがあります。ですから辞表を出す前に、まずは日頃のストレス解消方法を試してみましょう。

自宅でできる簡単なストレス解消法

会社で生じたストレスを解消法するには様ざまな方法があります。

特に退社後（自宅）、手軽にできる解消法は以下の通りです。

運動

営業マンの方は、過去に体育会系だった人も多いかと思います。体を動かす事はストレス解消にも効果的だといえます。

運動にも様々な種目がありますが、ストレス解消には緩慢な動作、繰り返し系よりも、やや強めのものが良いようです。

なお、「殴る」という動作はストレス発散に適していますが、対象は必ず無機物で、他人に迷惑をかけないものにしましょう。

★ストレス発散向きのスポーツの例

エアロビクス、ダンス、ボクササイズ、 サッカー、バスケットボール、バッティング（センター）、剣道など

瞑想

運動とは正反対ですが、瞑想によって頭をスッキリすることは可能です。

瞑想と聞くと、何やら怪しいイメージや抵抗があるかもしれませんが、いわゆる「禅」などの哲学的、宗教的なものや、「ヨガ」のように決まったポーズをとるなどの本格的なものではありません。

まず自分の体がリラックスできる形を取り、目を閉じます。

そのまま何も考えずに、じっとしているだけで大丈夫。

時間は個人の自由ですが、まずは15分～30分くらいが良いようです。

最初は、頭を空っぽにするのは難しいかもしれません。そういうときは大きく深呼吸をすることで、次第に雑念消えていきます。瞑想後は、思った以上にスッキリ。ダメージを受けた心身もリフレッシュします。

お茶・コーヒー・紅茶

お茶やコーヒーにも、心身をリラックスさせる効果があるといわれています。

身近な飲み物で、上手にストレスを解消しましょう。以下は一例です。

★日本茶

ビタミンＣが豊富に含まれており、情緒安定させ、ストレスを和らげる働きがあります。茶葉に含まれるテアニンを安静時に摂取すると、よりリラックスする効果が期待できるそうです。また心身のリフレッシュにも効くといわれ、中でも高級茶（抹茶、煎茶、玉露など）には多く含まれています。

★紅茶

カフェインが含まれているため、脳を活性化してくれます。また、香りと味がリラックス効果をもたらします。紅茶には数多くの種類があるので、自分の好きな味や香りを楽しむこともできます。

★コーヒー

もともとは飲み物や嗜好品というより、消化促進や強心、利尿などの作用があるため「薬」として飲まれていたそうです。 紅茶同様、カフェインが含まれているのでストレス解消に効果が期待できます。また、コーヒーの香りにはリラックス効果もあるとされています。

会社で効果抜群のストレス回避方法

最後に会社でもできるストレス解消法を2つご紹介します。

自宅ではいろいろな解消法が使えますが、仕事中にストレスを感じたら、以下のような方法がおすすめです。

★紙に書いてびりびりにする

これはストレスの原因を「紙に書き殴り」「その後、ビリビリに破る」という発散方法です。

ことわざの「物言わぬは腹ふくるるわざなり」ではありませんが、言っても書いても、イヤなことを吐き出す行為は、ストレス解消に役立ちます。
これだけでもスッキリしますが、これをビリビリに破いて捨てると、モヤモヤしていた気持ちが更に晴れるそうです。

★ガムをかむ

スポーツに選手は「歯をくいしばる」ことで、もうひと頑張りできるそうですが、「歯ごたえのあるものを噛む」とストレス解消につながるといわれています。

ですから、会社でストレスを感じたら、ガムを噛むんでみることです。

また、噛むと行為には「集中力を高める」効果もありますから、イライラを抑えるカルシウムが豊富な小魚などを食べれば一挙両得でしょう。

ガムも破り捨ても手軽にできますから、「辞めてやる」と思う前に試してみてください。