面接で不採用通知が来る理由

転職希望者の中に「書類（履歴書・職務経歴書）は通るけれど、なぜか「面接で落ちてしまう」という人います。

「ちゃんと受け答えできた」「身なりにも気を配っていた」はずなのに、届くのは不採用通知ばかり。
落ちた理由がわからないまま、このような状況が続くと落ち込んでしまい、「もう、どこを受けても無駄なのでは？」と考えてしまう人もいると聞きます。

つい口にしてしまう、こんなひと言が落とし穴

面接で撃沈してしまう人の場合、「転職理由」に原因があるかもしれません。自分では完璧な受け答えをしていると思っていても、実は面接で「低評価になりやすいネガティブ転職理由」を口にしている可能性があります。

○試験官の印象を悪くしがちな転職理由例
・「残業が多く、定時に帰宅することはほとんどなかった」→「大きなプロジェクトなどを任され、仕事がきつくなったら、また辞めるのでは？」
・「前の会社には、勉強させて貰える環境がなかった」→「自発的な勉強をすることができない人間なのでは？」「仕事に対しての知識を身に付ける努力が足りないのでは？」
・「前職では給料が低く、待遇もよくなかった」→「内定を出しても、給料の良い他の会社に行くのでは？」「昇給・ボーナス時期に、また不満を言い出すのでは？」　

面接官が思わず採用したくなる面接解答とは?

面接で落ちてしまう原因の一つに、質問への答えが面接官に「前職の悪口や愚痴」ととらえられてしまうことが挙げられます。
答えの内容は同じ意味であっても、伝え方によって印象は大きく変わります。

たとえば単に「給料が低かった・待遇が悪かった」とは答えず、「前職では妥当な給与体系がなく、成果を挙げても反映されなかった。そのため仕事へのモチベーションが維持できず、転職に踏み切った。御社の評価制度は、その点が明瞭で安心して仕事に打ち込むことができる」などに変えてみたらどうでしょう？　

ネガティブな理由も、伝え方次第ではポジティブに受け取ってもらえる上に、面接官に好印象を与えることを覚えておいてください。