辞める前に知っておきたい「転職活動期間」

現状を打破し、自分が活かせる新しい仕事に就くための転職活動期間、一体どのくらいかかるか、ご存知でしょうか？　

大手転職サイトなどをのぞいてみると、退職の有無にかかわらず、一般的に平均３ヶ月ほどかかるといわれています。ただし、転職期間には個人差があり、1ヶ月で終わる人もいれは半年から1年かかる人もいるようです。

転職活動中の「家計簿」？

就職先を決めてから辞表提出予定の人は問題ありませんが、退職してから職探しを始める人の場合、収入がゼロになるわけですから、転職活動中の生活費を確保しておく必要があります。

1ヵ月にどのくらいのお金がかかるかというと……

・例）25歳男性（1人暮らし）の生活費（1ヶ月）
家賃：60,000～80,000円
光熱費/水道代：1,500～2,000円
ガス代：3,500～4,000円
電気代：3,000～5,000円（真夏と真冬は上がる）
食費 20,000円前後　（外食が多いともう少し増える）
通信費：8,000～10,000円（携帯・ネットなど）

これらを合計すると、1ヶ月に最低約12万円が必要です。
実家住まい、地方在住の人は、やや少な目になります。
また、会社を辞めることで、これに年金や国民保険も加算されます。

転職活動中は、上記の数字に、面接会場までの交通費、遠方なら宿泊費、住所が変われば引っ越し費用、さらに履歴書、書籍、新しいスーツなどを購入する雑費もかかります。

また、友人や親せきの結婚式をはじめ、突発的な交際費が生じるケースもあるでしょう。

これらの出費を踏まえた上で平均転職期間（約3ヶ月）を考えると……

離職後、少なくとも40万円は蓄えておかねばなりません。

活動スケジュールは転職のプロに相談

今の仕事を辞める前には、地に足の着いた転職計画を立てておく必要があるといえます。
生活費に困ってアルバイトを始め、結局、そちらが忙しく、面接にも行けないとなっては、本末転倒です。

仕事を決めるまでのスケジュール管理で失敗しないよう、気になること、知りたいことがあれば、転職エージェントへ相談してみてはいかがでしょうか。