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ストレス耐性をどう見極める?圧迫面接をしないコンピテンシーの考え方

ストレス耐性を見るために圧迫面接されるビジネスマン

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圧迫面接とは?

「圧迫面接」というのは、面接官(人事担当者など)が求職者に対し、あえて批判的な発言、答えにくい質問などを行う面接のことです。意地悪な質疑応答だけでなく、慇懃無礼または威圧的な態度をとることで、求職者の反応をチェック。そこから相手の能力や性格を評価・判断する面接手法のひとつです。

どちらかというと新卒採用で使われることの方が多い面接手法ですが、転職面接においても導入している企業はあります。

「圧迫面接」の目的

「圧迫面接」を導入している企業の面接官は具体的にどのようなところを見ているのでしょうか。

一般的なところでは、「ストレス耐性」と「機転の利く人物かどうか」の2点が多いでしょう。前者では、不愉快な言動、理不尽な要求をされたとしても顔に出すなど感情的にならずにいられるかを、続いて窮地に陥っても冷静に判断し、次の行動に出る、言葉の切り返しができるか、つまり機転が利くかどうかも見極めているのです。

圧迫面接のよる弊害もあることに注意

ただし、圧迫面接をしたからといって、それほど長くない面接時間内に、求職者の「ストレス耐性」や「機転の良さ」を有しているかがわかるのでしょうか?

近年は転職マニュアル・面接マニュアルが出回っていますから、圧迫面接を想定してくる求職者は少なくないようです。圧迫面接の場合、お互い切り返すことに終始してしまうこともあるため、求職者の本当の能力を引き出せるとは限りません。

逆に、圧迫面接によって、「あの会社の面接官は不真面目でマナーが悪い」「あんな社員がいる会社は信用できない」など、面接官のみならず、会社自体のイメージダウンに繋がることもあります。入社前の求職者は、会社にとってはお客様ともいえますから、圧迫面接には十分な注意が必要です。

特に、「頭ごなしに反論する」「人格を否定するような発言」「あくびをする」「頬杖を突く」といった相手を馬鹿にしたような対応や不快感を抱える態度は控えるようにしましょう。

「コンピテンシー面接」で欲しい人材を適切に選ぶ

このように圧迫面接には効果と同等のリスクも生じます。そこで導入を考えたいのが「コンピテンシー面接」です。

「コンピテンシー」とは、様ざまな仕事や役割において結果を出す、成果をあげる人材が持っている共通の行動特性のこと。この面接では「前向きな答えが確実な将来の展望」ではなく、本人本来の性格や思考が出やすい「過去の行動やエピソード(組織、プロジェクト、サークルなど)」を掘り下げます。

その際、「ストレス耐性の高い人」「機転の良い人」の特徴的な行動傾向があるか否かを確認するための質問(たとえば学生時代レギュラーに選ばれなかった時、営業中にクレーマー気質の人に絡まれた時など)をしていきます。

採用がうまくいっていないなら

これで求職者の答えが、「ストレスに強い」「機転が利く」タイプの人の行動に近いものであるかどうかを確認できるわけです。「圧迫面接」で、求職者をわざと怒らせたり、不快にさせたりする必要はありません。

このように「コンピテンシー」の考えを導入すれば、採用側も求職者側も、スムーズに面接が進むことがあります。
「思ったような人材が採れない」「離職率が高い」と悩んでいるなら、一度試してみてはいかがでしょう。

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