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人事なら知っておきたい!企業のキャリア開発支援による組織への影響

人事なら知っておきたい!企業のキャリア開発支援による組織への影響

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キャリア開発支援の重要性とは

近年、グローバル化や働き方の多様化によって企業の働き方や体制の変化が求められるようになりました。そのため、終身雇用や年功序列といった日本特有の雇用システムにも変化が生じ、ライフスタイルや価値観の多様化も伴い、企業では柔軟な思考を持ち、周囲の状況を的確に把握できる人材の必要性が高まっています。

そこで「企業のキャリア開発支援」が注目されています。これは企業が社員それぞれの特性を把握し、自社の収益向上にも貢献できる人材を育成するため、長期的に行われる職務開発制度のことです。

企業がキャリア開発を支援することで、以下のようなメリットが期待できます。

    • ・優れた人材の確保と定着

キャリア開発支援は、能力の向上のみならず、社員自身が仕事によって自己実現できることも目指している。その結果、企業に魅力を感じて人材が集まり、定着する。早期離職の防止にもつながる。

    • ・業務の生産性が上がる

社員一人一人が自分のキャリアに則して、さまざなスキルが身につけられればできることが増え、生産性の向上につながる。

    • ・組織の活性化

企業の経営理念や目標を一方的に押しつけることなく、社員それぞれの価値観や目的を尊重し、キャリア作りを促すことで社員が自律し、思考に柔軟性が生まれ、組織が活性化。

現状はまだまだ? キャリア開発支援導入状況

社員のキャリア作りと共に、企業の成長も促す「キャリア開発」ですが、実施・導入状況はそれほど高くないようです。「企業におけるキャリア開発支援の実態(労務行政研究所調べ)」によると、キャリア開発支援に関する諸制度・施策の導入割合は、「階層別キャリア研修(役員、中堅、若手などの階層に分け、課題に取り組む研修のこと)」が45.6%、「女性活躍に向けたキャリア研修」は20.4%。「専門部署もしくは専門人材によるキャリア面談・相談」で11.5%となっています。

この結果を見ると、階層別研修の導入企業が多いことがわかり、現状ではキャリア開発に関心の薄い経営者も少なくないと推察されます。
気になるのは、「節目(年代別)キャリア研修」「女性活躍に向けたキャリア研修」において、「現在導入しておらず、当面、導入する予定もない」と回答する企業が40%を超えていることです。

「終身雇用からの雇用体制の変化に伴う自立した社員の育成」「企業のグローバル化よってもたらされる業務の複雑化を踏まえた、生産性の向上」を満たすためにも、企業の取り組みの一環としてキャリア開発支援に目を向けることをおすすめします。

キャリア開発導入で女性の職域を広げる

「キャリア開発支援」の導入例として、染色整理業を営む老舗企業では、「女性社員が活躍できる環境作り」に取り組んでいます。たとえば技術取得に長い時間が必要な職場において、スキルを持った女性社員が結婚・出産後も、元の職場に復帰して働き続けられるように育児介護休業に関する規定を整備。また、男性中心の生産現場に女性の職域を拡大するため、現場実習やヒアリングを行って問題点を把握し、諸事情を協議しながら取組を進めています。

女性の職域を広げることは、個人の新たな可能性を生み、職種の選択肢を増やすことにつながります。このような例を踏まえ、キャリア開発導入をし、組織の活性化について考えてみてはいかがでしょうか。

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